まだまだ暑いので、何だかインフルエンザの気分にならないというところが本音ではないでしょうか。

当院の今年のインフルエンザワクチンはゆっくりスタートでお待たせしてしまいましたがようやく予約開始となり11/1から接種開始となります。今年は南半球で「鳥インフルエンザ」が流行していました。例年であれば同じ傾向が今後北半球(つまり日本も含めて)で起こるということのなります。保育所や幼稚園、学校などへ登園登校している人は接種することをお勧めします。

毎年よくある質問を列挙します。

①ヒブを打っているので、うちの子はインフルエンザやってますよね?

残念ながらヒブとインフルエンザは別物です。ヒブは母子手帳などを見ると「インフルエンザ菌b型」と記載されているので勘違いされる方がいます。似たような名前ですが全く別物です。インフルエンザはウイルス、ヒブ(インフルエンザ菌b型)はばい菌です。ヒブのワクチンでインフルエンザウイルスはやっつけられません。

②0歳ですが、ワクチンは打ったほうが良いですか?

まずは6か月以上であり卵アレルギーがないことが接種可能条件です。そのうえで保育所に通っているならば接種をお勧めします。ただし、注意点があります。1歳未満ではワクチンの効果が十分に発揮されないことがあります。なので、本人だけが接種して安心、ではなく、その子とかかわる周りの大人がしっかり接種をしてお家にインフルエンザを持ち帰らない、インフルエンザにかかってお家で寝込むことがないようにすることが大切です。ママやパパがお家で寝込んでいると近寄らせないようにしようとしても必ず寄っていきます。そうなると巷でインフルエンザに感染するよりもお家の中でママやパパから赤ちゃんにうつしてしまう可能性が高くなります。6か月未満の赤ちゃん、保育所に通っていない0歳のお子さんがいる方にはご両親の接種を強く勧めています。

赤ちゃんを連れてワクチン接種に行くのは大変でしょう。当院に通院歴のある0歳の子がいるご両親は当院でのワクチン接種も可能です。赤ちゃん連れでも全然かまいません。赤ちゃんのために頑張るご両親を当院は応援しています。