みなさん、こんにちは。我が家の子どもたちも大きくなり、一番下の子は小学校6年生です。そのころの子育てと今はずいぶん変わってきたなあ、としみじみ思います。
赤ちゃん用品の棚にはたくさんのものが並んでいます。私が子育てしていた頃から離乳食のレトルトは発売されていましたが種類も少なく正直なところ「すぐ販売されなくなるのでは?」と思っていました。ところが、需要があるんですね。。。。種類が増えてびっくりしました。
最近よく聞く言葉が「離乳食を○○g食べました」「レトルトのパックを〇パック食べました」何を言っているのか最初は理解できませんでした。これを自分自身に当てはめてください。今日のランチは○○g食べます、なんて言いますか?効率化、見える化を求める現代の風潮なのでしょうか。
食事の基本は「楽しみ」です。ルーチンワークのようになってしまったら楽しくないと思います。たまにレトルトを使うのは良いと思いますが、毎日レトルトはお勧めしません。一般的にレトルト離乳食は必要栄養素の1/3程度しか満たしていないと言われています。大人でも毎日レトルトの食事では飽きてきませんか?
手作りの離乳食に慣れている子は実はレトルトの離乳食を出してもほとんど食べません。「本物」の味と違うことがわかるからです。乳化剤や保存料、着色料など余計なものが入っているからだと思います。子どもの味覚は本物です。
手作りの離乳食と言っても特別なことをする必要はありません。赤ちゃんが食べる分だけ作るのは大変でしょ?大人用に炊いたご飯をお湯でふやかすだけのおかゆ、おもゆでもOK。みそ汁の味噌を入れる前の具を取り出してつぶすだけでもOK。煮物の芋の周りの味の濃いところだけこそげとってお湯で洗ってつぶすもOK。大人用の刺身一切れを湯がいてつぶすもOK。なんでもいいんです。お肉も硬くなければ全然食べれます。そもそもミルクが飲めるということは脂質を消化できる能力を持っているということです。
赤ちゃんも大人と同じものを欲しがります。一緒の食卓を囲んで楽しい食事タイムを楽しんでください。