こんにちは。題名のように『14歳~15歳の人』ワクチンの打ち忘れはないですか?

今のところは『女の子』ということになります。となると、何のワクチンかお判りでしょうか。

ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチン(別名 子宮頚がんワクチン)です。

子宮は確かに女の子にしかありませんが、ヒトパピローマウイルス(HPV)は男の子にも感染します。性器や肛門の周りにイボができます。そして、肛門ガンや舌ガンを発症します。どうして女の子しか打たないのか、、、不思議で仕方ありません。

ヒトパピローマウイルス(HPV)はありふれたウイルスで、生涯に80%以上の人が感染します。通常は感染しても自然に排泄されるのですが、長期間感染が続くとガン化してきます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチンは小学校6年生~高校1年生の間が無料期間です。通常3回接種ですが、15歳未満で1回目を開始した人は2回接種で済みます。中学生になると部活動などで受診するタイミングを逃しがちなので、できれば小学校6年生のうちに済ませてしまうことをお勧めします。『14歳~15歳』と題名で記載した理由は、2回ないし3回の接種をするのに6か月の期間が必要です。そのギリギリになるのが14歳~15歳に当たる人になるからです。

最近は男の子でも自費でHPVワクチン接種を希望される方もいます。自治体によっては男の子の接種に補助金を出しているところもあります。まだまだ道のりは遠そうですが、いずれは男女問わず接種するワクチンになっていくはずです。

いろいろ報道されたHPVワクチンなので、不安な方もいるはず。当院では初回接種後、ベッドで30分横になって待機していただき、体調に変わりがないことを確認してから帰宅としています。ケータイを見てる子もいるし、本を読んでいる子も。もしくは、当院のベッドは低反発マットの入ったちょっと高級なものを採用しているので寝心地が良く、爆睡している子もいます。部活や勉強で忙しい学年なので「ゆっくり休んで行ってね」という親心で見守っています。

2回目以降は初回の接種で何もなかった方は待機時間なしで帰宅となります。もちろん、何か症状があったり待機希望がある場合は希望に沿って対応しております。

絶対に必要なワクチンです!!皆さんぜひ受けてください。

大阪市福島区の「ちかこどもくりにっく」は、小児科・小児アレルギー科を専門に、0歳からの健やかな成長をサポートするクリニックです。
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