こんにちは。まだインフルエンザの季節は終わってませんが・・・私が感じた今年のインフルエンザについて書いてみたいと思います。
①例年よりもしんどそうな子が多かったです。一般的にはインフルエンザB型はおなかの症状が出やすいと言われますが、今年はとにかく高熱で嘔吐下痢を併発している子が多かったです。胃腸炎かと思いきや、迅速検査でインフルAが陽性となる子です。熱の下がりも悪かった印象でした。
嘔吐があると薬の処方に迷います。粉を吸い込む薬(イナビル®)が使える子は良いですが、内服薬となると飲めるかどうか・・・。また、最近は1回飲んだら治療が終了する、一見するととても便利な薬(ゾフルーザ®)ですが、1回内服なので当然1回分しか処方されません。失敗してしまったら追加はありません。さらに、小児ではゾフルーザ®に関しては耐性株が多い、つまり効かない可能性が高いと言われておりなおさらお勧めできません。
実は、点滴の薬(ラピアクタ®)もあるんです。しかし、点滴するくらいの子ということは入院の可能性が高い子なので、クリニックレベルでおいているところはないと思います。当院も準備はありません。
では、どうしても薬が飲めない、吐いてしまうかもしれない場合はどうしましょう。。。
もう一つ『奥の手』があります。薬の名前は同じイナビル®ですが、ネブライザーつまり院内の煙が出てくる「モクモクさん(当院ではこう呼ぶ子が多いです)」で吸うものがあるんです。10分くらいかかりますが、吸入して帰ってもらったらインフルエンザの治療は完結です。その後、もし吐いても薬が出てくる心配はありません。
うちのかかりつけ患者さんでも極度の薬嫌いの子は一定数います。その子たちのために準備していたネブライザーのイナビル®でしたが、今年は別の意味で大活躍でした。
ネブライザーのイナビル®は導入しているクリニックさんと導入されていないクリニックさんがあります。どこでもしてもらえるわけではないのでご注意ください。
②しんどそうなインフルエンザの子に共通する点はワクチン未接種ということです。ワクチンを打ってるにも関わらず罹患した子は症状が軽めでした。ワクチンの効果は発症予防ではなく重症化予防がメインです。今年のワクチンはしっかり役割を果たしてくれたと思います。
よく言われるのが「接種してなかったけれど軽く済んだよ」ということです。これはきっと接種していたら発症しなかったということだと私は思います。
③熱も下がって登園登校できているが咳がすっきりしない、こんな状態の方が多いようです。インフルエンザは通常の風邪よりも喉の少し奥のほうに感染するので咳は必発と言われています。その名残とも思いますが、今年のそんな症状には漢方薬がよく効くという報告があるようです。インフルエンザ後の咳でお悩みの方、ぜひご相談ください。
冬休み明けの感染状況はどうなっているのでしょうか。まだまだ気は抜けませんので手洗い、うがいをしっかりして感染対策を心がけましょう。
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